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新着情報 : WORKS: 2020年10月

地域発展を目指し〜宅地分譲〜



この間、友人から「普通の土地と分譲地って何が違うの?」という質問を受けました。
この質問を受けた時に、私たちが日常的に使っている言葉や用語というのはお客様にとっては
非日常的な言葉でもあるということに気づき、
わざわざ不動産屋に聞く内容かなぁ。。。聞きづらいなぁ。。。などとお客様に思わせて
しまっているのではないか?と思いハッとしました。

そこで今回は「宅地分譲」について書かせていただき、合わせて事例をご紹介いたします。


宅地分譲とは「区画整理された土地(住宅用地)」のことを指します。

例えば、ひとつづきで1,000坪ある住宅用の土地が販売されていたとして、
個人でその土地を購入して住宅を建てよう!とはなかなかなりませんよね。

お客様がお求めやすい面積、形状、地形に土地を分割し、
道路、水道、下水道、ガスといったインフラ整備がされた土地を「宅地分譲」と呼びます。



それでは、当社が実際に行った↑銚子市明神町一丁目の宅地分譲をもとに、
より詳しくご説明していきます。

まず、当社が宅地分譲を行う上で大切にしている思いがあります。
それは
「お客様に住んでほしいと思えるか」
「日々の暮らしがイメージできるか」

この思いを常に持ち、まずは土地の選定から始まります。


※↑造成前
 
選定の基準として、立地や価格といった表面的な要素は当然重要になってくるのですが、
"お客様の安心・安全を叶えることができるのか"ということも、
大事な基準項目となります。

周辺環境、面積、形状、交通、法令、ハザードマップ、設備などを慎重に調べ、
中でも土地の地歴調査は大切です。
どんな使われ方をしてきた土地なのかを調べることで、
より安心・安全を提供できると考えるからです。

基準を満たせる土地だと判断できた場合、次のステップとなるのは計画です。



前述の「お客様の求めやすさ」を考え、
どういった区割りにするべきか。
その区割りにするために要する工事、段取り、申請確認など、
これらを計画し実行(造成)へと移ります。



まずは建物の解体から着手


↓道路と宅盤の高低差を無くす作業↓

解体を終えた更地に擁壁を設置し、許可を得た良質な土を入れていきます

<解体・擁壁設置前>

<解体・擁壁設置後>


土入れ後
これで形となる部分は完成です。

次にインフラ関連です。
今回、土入れを行った部分の区画には水道の引込みが既設されていなかったため、
上水道引込み工事を行なっていきます。
※本来であれば同時に下水道、ガスの引込み工事を行いますが、
当エリアは浄化槽、プロパンガス地域となるため、上水道のみとなりました。


これでインフラの整備も完了です。

仕上げに、こちらも許可を得た良質な山土で平し、
側溝へと土が流れ込まないよう若干の傾斜をつけ、木版を設置し完成です。


"土地"は誰かが受け継いできた過去があるからこそ存在するものだと思います。

「人」から「人」へと渡ることで
活用方法は違えど新たな生活を生み、周辺住民のみなさまとの新たなコミュニティも生まれる。
そうすることで"まち"と"ひと"が繋がり地域の活性化に発展していく。

私たちがモットーとする"不動産を通した地域貢献"の手段のひとつが
今回ご紹介した「宅地分譲」です。


これからも「分譲地」のご紹介をこのブログページにてしていきますので
今後とも、よろしくお願いいたします。



 

READY-BUILT_塗り壁の平家


ご成約いただいた新築建売物件が先日、無事お引渡しとなりました。

今回の新築建売物件を計画する前にまず念頭に置いたことは
「住み始めてからのストレスを最小限に」
「帰ってきたくなる家づくり」
この2点でした。



立案時、土地をずーっと見つめながらイメージを膨らましていると、
近隣住宅数軒の北面の外壁から汚れが見てとれたことと
立地の特性上、塩害が懸念される可能性があるという外的要因を見つけました。
それらを対策でき且つ、帰ってきたくなる様なデザイン性を持つ外壁はないか?

そんなところからお客様へ提供したい建物のイメージを
落とし込んでいく作業がスタートしました。


まずは間取りを決め、内外装のプランを作成し、いつもご協力いただいている
建築業者さんへイメージの共有をしていきます。

妥協はしたくないため、いつも難題を押し付けてしまうのですが、
その度に快く受け入れてくれ、図面作成してくれることに感謝です。


いざ図面が出来上がったら
建具、冊子、水回り設備などショールームに足を運び、実際に見て決めていきます。


そして、今回外壁に選んだのは↑「Sto塗り壁」

超撥水効果を持つため汚れや塩害に強く、
多数のテクスチャーを選択できるデザイン性もあります。
また、コーキングを打ち替える心配もなく、住んでからの
トータルメンテナンス費を抑えられるというメリットも。

今回の物件にピッタリな外壁を見つけることができたところで
プラン、見積りが固まり、いよいよ着工です。


リビングの窓には多くの光が取込め、開放感が出る様、一番大きい規格のものを選択
ここから外壁
まずは下地となるサイディングを貼り付け
その上からメッシュシートを貼りベースコートを仕上げていきます
プライマーを被せ、いよいよ仕上げ材です
どんどん表情が変わっていく外観を見ていてとてもワクワクしました
リビングから和室への間仕切りには外観に合わせたグレーの塗装を施し
洋室にも一面のみグレーのクロスを使用し統一感を出しました
キッチン背面は玄関になるため、料理の最中でも人の動きに気付ける様換気窓を設置。
備え付けボードにタイルとマリンライトでアクセントを。
玄関脇シューズインクロークには特注のアイアンドアを使用
幅を取るブーツやキャンプ道具の収納等を考え棚は可動式に。
レインコート、傘を掛けることができるパイプも設置
洗面にはライトが映える様、一枚ものの鏡をチョイス
トイレのクロスはトーンを抑えたものにし、ライトの蛍光色と合わせ落ち着きのある空間に
 玄関、ウッドデッキ、軒天には耐久性のあるレッドシダーを使用
外構工事
職人さんも花ブロックを扱うのは初めてということでしたが
戸惑う様子もなくどんどん作業が進んでいきます。
職人さんの技術にはいつも驚かされます
駐車スペースには土間、パイプ仕様の車止め、
帰宅時に外観を照らせる明暗センサー付きライトを設置
晴れて完成です
 
最後に

まだ見ぬお客様を想定し、自分たちのアイデアや知識と掛け合わせ、
それをディティールに落とし込んでいく作業は本当に難しく、
かたちにしてくれる設計士さん、大工さん、職人さんらの協力があってこそ
出来上がる商品であり"作品"です。
当社だけではなく、ご協力いただいている方々の
想いが詰まった家をお選びいただいたN様に改めて感謝申し上げます。


「商品を提供→購入」
この一つの需要と供給だけで
住宅ローンを提供する銀行さん、所有権移転手続きを行う司法書士の先生、
市内のガス屋さん、水道局さん、仲介業者さんなど
多くの方々に派生していきます。
 
微力ながらも地元企業様へ協力を持ちかけることができ、
延いては銚子市の世帯数維持または増加させることができる。
何より、お客様に喜んでもらえ笑顔を見ることができる。
われわれにとってこんな喜ばしいことはありません。


次なる建売物件を現在建設中です。
そちらも近日中にアップいたしますので、ぜひNEWSページをチェックしてください。
 


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